11月 29 2012
脊柱管狭窄症による腰痛、こんなときどうするその14
Q、手術を受けたのに痛みがひかない。どうしたらいいのでしょうか?
原因は2つあると思います。
ひとつには手術が未完成だったこと、もうひとつは手術前にはすでに神経が痛みきっていて手術をしても神経が回復しなかったことです。
手術が未完成の場合、MRIなどの画像診断で見当はつきます。そして見当がつけば再手術も可能です。
では、もうひとつの場合どうしたらいいでしょうか?
この場合神経に直接働きかける薬を使うか、別の方法による痛み治療を選択することになります。
手順としましては、まずMRI検査を受けていただいて、未完成手術かどうか判断します。そのうえで手術はしっかり終わっているとわかれば、飲み薬による治療が選択されます。数種類の飲み薬による治療を一定期間行っても効果が無い場合、張り薬による治療を行います。それでも痛みが残る満足できる状況にないといった場合は「脊髄電極刺激」「エピドラスコピー」といった特殊な治療をしていただきます。
しかし、この治療は誤解を恐れずに言えば、術後にはあまり効果を発揮できていないと思います。術後に痛みが残った方で効果を感じておられる方は、ごく少数ということです。
それだけに手術を受ける際に、受けるべきか否かしっかり検討していただきたいのです。
となると、手術前に手術は効果があるかどうか、MRIで神経が痛みきっていないかどうかが知りたいものですね?
しかし、現段階ではその方法はありません。
つまり、術後の効果を予測することは不可能なのだということです。
ここまでのお話をまとめると、手術の結果は術前には予測することは難しく、行った結果大した治療法もなく大変厳しい症状に悩まされるということです。下手に手術を急ぐと、とんでもないことになるということです。
このブログでも再三申し上げてきたことですが、手術に踏み切る際は慎重に検討していただきたいものです。
私は手術を急いだ方でその後非常に厳しい状況と闘っておられる方を何人も診てきました。
腰痛にお悩みの方には保存的治療(…手術以外の治療)を色々試して、効果を感じられない場合に手術を受けていただきたいと考えています。
手術を急いで悲劇的な結末になったら、後悔はしませんか?手術以外の色々な痛み治療(…飲み薬、張り薬など)を行ってからでは遅くないとは思いませんか?
当病院は名古屋市近郊蟹江町にて、ペインクリニックの基本手技である硬膜外ブロックによる腰痛治療を行っています。
腰痛にお悩みの方は、一度ペインクリニックでの治療を検討されてはいかがでしょうか。
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