9月 26 2012
心因性腰痛の正体
今回は心の問題で腰痛を起こしてくる「心因性腰痛」についてのお話しです。
〇心の痛みが体の痛みとして現れる
近年、心の痛みが体の痛みとして現れてくることがはっきりしてきました。仕事や人間関係などでのストレスが影響して痛みがひどくなってくる「心因性腰痛」と呼んでいます
〇なぜ、心の問題が体に?
では、なぜ心の問題が体の各所に痛みとなって現れてくるのでしょうか?
心の問題が体の痛みに影響を及ぼすのは、脳内での痛みの情報伝達にかかわるドーパミン系に問題が生じるためではないかと考えられています。痛みは身体の危険を感じ取るために必要な信号でもあるわけですが、それが出っ放しでは困ります。
そこで、通常は痛みの刺激が加わると“フェージック・ドーパミン”という痛みをコントロールする物質が放出されます。反対に、ストレスを感じると別な経路から“トーニック・ドーパミン”という痛みを促進する物質が放出されます。
しかもこれらは、トーニック・ドーパミンが多いとフェージック・ドーパミンが減る関係にあります。そこでストレスにさらされるとトーニック・ドーパミンが継続的に放出されることでフェージック・ドーパミンが放出されなくなり痛みをコントロールできなくなるのです。
これが「心因性腰痛」の原因ではといわれています。
〇心因性腰痛だけではない
しかし、仮に心因性腰痛と断定されても、心の問題を解決することだけで事足りるとは限りません。
痛みが慢性化する過程で肉体的・心理的要素の両方が複雑に絡み合っていると考えたほうがいいと思われるからです。
最初は骨格や筋肉の障害だったのが、そのせいで生活や仕事に支障をきたしてきたため精神的ストレスに繋がり、むしろそっちのほうが大きくなってきたということも考えられるからです。そうなると心の問題だけを解決しても、そのあとで肉体の問題が表面化する可能性があるということです。
今日は心因性腰痛のお話しでした。
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