9月 14 2012
脊椎変性側弯症の手術について
今日は脊椎変性側弯症の手術について、その目的についてのお話しです。
○手術を必要とするときは?
以前にもお話しした通り、積極的に手術を検討しなくてはならないケースがあります。それは、脚に力が入りにくくなってきたり、排尿・排便障害があらわれてきたときです。また会陰部にしびれや灼熱感を感じた時も、やはり手術を考慮いたします。
手術の主目的は、失いそうになっている身体の機能の保全・確保ということになります。
○それ以外では・・・・?
では、それ以外の症状つまり“単に痛いだけ”という場合はどうするのでしょうか?
それは最初から手術に向かっていくわけではありません。
痛いだけの場合、手術の目的は痛みを和らげる(症状改善)ことになります
しかし、ここで考えていただかなくてはならないことがあります。
痛みは主観的なことなので、手術が上手くいったからといって症状が取れるとは限らないということです。
例えばここに、同じような程度変形をしてしまっている脊椎変性側弯症の患者様が3人いたとします。同じ程度だから、感じる症状も同じ程度とは限りません。我慢強い方もいればそうでない方もいるでしょう。
そのような方々に手術をしたとしても、術後全員が痛みから解放されるとは限らないのです。
○手術はその目的をはっきりさせて行いましょう
手術を受ける際には、その目的をはっきりさせてから受けるようにしましょう。
手術は機能保存には比較的優れている面がありますが、症状改善にはなかなか至らないケースがあります。
必ずしも症状が改善しないわけではありませんが、しなかった場合なかなか有効な手段が見つかりにくい状況にあることは確かです。
手術後に“しまった!”“しなければ良かった”となっては遅きに失します。
よくよくご検討ください。
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