9月 22 2012
腰痛における画像診断の意義
今日は腰痛における画像診断の意義について考えてみたいと思います。
○画像診断の種類
腰痛の原因を診断する上で行う画像診断は、レントゲンとMRIと3DCTがメインです。これら検査を行うことで、形態的な変化をとらえるのです。
○画像診断で原因が確定する?
最近の研究ではこれら画像診断機器で原因を確定できるのは、腰痛全体の15%くらいだということがわかってきました。
その内訳は神経根性腰痛10%前後、がんや細菌感染・圧迫骨折などが1%、その他の内臓・血管の病気によるものが1~2%です。残り85%は画像診断機器では特定できないのです。
○画像診断は必要ない?
85%も確定できないのであれば、画像診断は必要ないのではという意見も聞こえてきそうです
しかし、そう判断するのは少し待っていただきたいのです。
そもそも、内臓の病気で一番怖いのがガンです。この可能性を否定するのは重要なことなので、検査は大切です。腰痛の1%しかないのだから…と思われるかもしれませんが、その1%に自分が入ったら…。そのようにとらえていただきたいのです。
○画像診断結果で治療方針が変わる
また、ガンでなかったとしても、やはり画像診断が有効なことがあります。
それは、画像診断で所見に乏しい場合ほど、内服薬の効果が期待できるということです。画像診断で原因がはっきりしなかったことで逆に治療方針の方向性が定まることがあるのです。
以上のように、画像診断は治療上とても重要な情報を与えてくれます。
患者様には高額な負担をお願いすることになりますが、是非とも受けていただきたいと思っています。
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