10月
31
2012
Q、突然の激しい腰痛が起こった場合、冷やしたほうがいいのでしょうか?
一般的に急性の腰痛の場合冷やして対応することがいいとされています。反対に慢性の腰痛の場合は温めたほうがいいでしょう。
これは急性の痛みと慢性の痛みでは、同じ痛みでもそのメカニズムが違うからです。
基本的には「冷やしたほうが気持ち良ければ冷やし、温めたほうがいいのであれば温める」と考えていただいていいと思います。
また、当然安静にしていただくと、痛みにはいい効果を及ぼします
痛みを和らげるもっともよい姿勢は、横になることです。横向きでも仰向けでも「一番楽な姿勢で寝る」のが基本です。
そして痛みで医療機関にいけない状況であれば、市販薬で構わないので痛みどめを服用してください。このほうが良くなるまでの時間が短くて済む、と言われています。
当病院は名古屋市近郊蟹江町にて、ペインクリニックの中心的手技である硬膜外ブロックを用いた腰痛治療を行っています。
腰痛にお悩みの方は、一度ペインクリニックでの治療を検討されてはいかがでしょうか?
10月
30
2012
Q、年に数回ギックリ腰を起こしてしまいます。クセになってしまったかと心配です。原因は何でしょうか・
急に起こる腰痛をぎっくり腰と呼んだりします。しかしこれは正式な診断名称ではありません。ギックリ腰は症状ははっきりしているものの、原因は様々なことがあります。筋肉・椎間板・靭帯・椎間関節・・・。色々な原因が考えられますが、腰痛を起こした段階ではどこが原因かはわかりません。
しかも、この方のように何度も腰痛発作を起こしている場合、椎間板ヘルニアの前段階である可能性があります。
一度医療機関に行って、MRIなどの画像診断を受けられるといいと思われます。
ただし、たいていの場合内服・注射・シップなどのちょっとした処置・投薬でよくなるケースがほとんどです。
10月
29
2012
今日は腰痛に襲われたら、その際にどうするかという対処法について患者様からの質問です。
Q, 突然、腰に激痛をおぼえしばらくは声も出せずに固まってしまった…。こんなとき、どうしたらいいでしょうか?
突然に激しい腰痛に襲われたことがある方はいらっしゃると思います。
この場合考えられるのが「ぎっくり腰」です。ぎっくり腰が発症したらまずは安静が一番。無理に病院に向かうことはありません。落ち着きを取り戻したら、自分のペースで少しずつ横になれる場所に移動してください。外出先であれば少し硬めのイスやベンチに腰を下ろすのもいでしょう。
ほとんどの痛みは2,3日でかなり治まります。無理をしない程度に日常生活を送りながら、1週間は様子を見てください。
その後も痛みが多少なりとも続くようでしたら、医療機関を受診されるほうがいいでしょう。
当病院は愛知県蟹江町にて腰痛治療を中心に行っているペインクリニックです。
腰痛でお悩みの方は一度ペインクリニックによる治療を検討されてはいかがでしょうか?
10月
27
2012
今日は腰痛で病院を受診する際、整理しておきたい体に関する情報をまとめます。
以下の内容について整理したうえで医療機関に受診されると大変スムーズに医師とのkコミュニケーションが図れると思います
○どこが痛むのか?
例 腰の全体 腰から太ももにかけて
○いつ頃から痛いのか?
例 3日前 4か月前 数年前
○いつも痛いのか?ときどき痛いのか?
例 立ち仕事中に痛くなる 朝起きた時だけ痛く、次第に良くなる
○痛みの程度はどれくらいか?
例 歩けないほどにいたい 日常生活くらいならなんとか
○思い当たる原因は?
例 重いものを持つことが多い 中腰姿勢になることが多い
○しびれや麻痺はあるか?
例 右脚の太ももの感覚が鈍い 左脚に力が入りにくくなってきている
○普通に歩けるか?
例 500メートル位歩くと座らざるを得なくなる 力が入りにくく歩きづらい
○排尿・排便障害はあるか?
例 トイレが近くなった 尿の出が悪くなった
○ほかに症状があるか?
例 脚がだる重い 眠れない 腹痛がある
○日常生活で困ったことはないか?
例 寝返りが打てない
○他病院での治療を受けたことがあるか?
例 クスリをもらったが良くならなかった リハビリを受けているが芳しくない
○マッサージ、整体などの代替医療を受けているか?
例 整体は効果を感じている
○過去に腰痛になったことがあるか?
例 数年に一度ギックリ腰を患っている 数十年前に腰痛で病院に通ったことがある
○過去~現在に何か病気をしたか?
例 3年前に胃がんの手術をした 糖尿病で月1回病院に行っている
このような内容をまとめたうえで受信していただけると医療従事者としても助かりますし、患者様においても伝えたいことが伝わらなかったというもどかしさを感じることが少なくなると思います。
当病院は名古屋市近郊蟹江町にて、ペインクリニック手技を用いた腰痛治療を行っています。
腰痛でお困りの方は一度ペインクリニックによる治療を選択されてはいかがでしょうか?
10月
25
2012
腰痛にお悩みの方は多く見えるかと思いますが、腰痛と合わせて下記の症状が起こったらすぐにでも病院にかかってください。
○排尿・排便障害
この場合は緊急手術を要する場合があります。
尿・便の失禁や、排尿時に勢いがないとか出にくいといった症状は注意を要します。とくに失禁がある場合は緊急手術を要します
○マヒ
近いうちに手術になる可能性がある場合です。
脚に力が入りにくいといった麻痺症状が現れた際には注意を要します。
ただしピリピリ・ジンジン・などの症状、いわゆる“しびれ”では手術を急ぐ必要はありません。
○だんだん痛みが強くなる
通常の腰痛を起こすような、整形外科的疾患ではない可能性があります。
症状の悪化のペースが数週間なのか数か月なのかなどによって、疑われる疾患は変わってきます。しかし、いずれにしても生命に関係する疾患が隠れている可能性があるので、近いうちに医療機関に受診されることを強くお勧めします。
腰が痛いからといって腰が悪いとは限りません。腰が痛い原因をしっかり探すことは、今後の人生を左右することになる可能性があります。
10月
25
2012
当院の年末年始休診日のお知らせです
年末は12月29日(土)午前までの診察です
年始は1月4日(金)午前から通常通りの診察です。
よって、年末年始休暇は12月30日(日)~1月3日(木)となります。
よろしくお願いたします。
10月
23
2012
今日は腰痛で病院にかかる際に注意していただくことのお話です。医師に伝えるべきポイントをまとめておくと、より問題解決に近付きます。
○問診で伝えるべきポイント
腰痛でお悩みの場合、何が原因で腰痛を起こしてきているのかを検証しなくてはなりません。その手立ての一つとして重要なのが問診です。
しかし、ポイントが外れていてはなかなか原因を特定することができません。
では、そのポイントとはどんなところでしょうか?
○腰の痛みの「部位」「程度」「間隔」「発症の時期」「経過」を詳しくお話しください
「部位」を示していただくことで、原因となっている場所がある程度わかってきます。
「程度」を教えていただくことで、どんな治療法を選択するべきかを決めることができます。なおVASという痛みの評価基準があり、それを使うことでより客観的に判定できます。
「発症の時期」を教えていただくことで、疾患名が特定できる場合があります。もちろんずっと同じくらい痛い場合もありますが。
「経過」を教えていただくことは、裏に潜む原因がどんなものなのかを特定する上で大切です。腰痛だからといって腰が悪いとは限りません。内臓に原因があるかもしれないのです。その場合、治療方針も必要とする検査もガラっと変わってきますので、とても重要な情報といえます。
○痛み以外の症状を教えてください
痛み以外に何か症状がある場合、教えていただきたいです。
腰痛には‘しびれ’を伴う場合が多くあります。脚に力が入りにくい、触られている感覚が鈍いなど症状をお伝えください。
脚に力が入りにくい場合、手術を急がなくてはならない場合があります。
問診の段階でかなりのことがわかってきます。できることなら受診前にこれらの内容をまとめておいていただくと助かります。