8月 26 2012
脊柱管狭窄症?坐骨神経痛?・・・どっちでしょうか?
先日腰痛でお越しいただいた患者様から「色々な病院にいったけどあるところでは脊柱管狭窄症、ほかのところでは坐骨神経痛って言われました。いったいどっちなのでしょうか?」とご質問いただきました。
さて、この患者様はどちらが正しいのでしょうか。
〇どちらも正しいのです
どちらかが間違っているのではありません。脊柱管狭窄症によって坐骨神経痛が起こっているのです。
〇なぜ違いができるのでしょうか?
同じ症状で受診したのに病院によって呼び方が違うと混乱してしまいますよね。
呼び方に違いが生じるのは症状名を伝えたり、病気の成り立ち(病態)からつけた診断名を伝えたりするからです。
〇この場合は?
坐骨神経痛は坐骨神経にそって起こる痛み・しびれなどの症状を言い、この場合症状名が坐骨神経痛となります。
一方脊柱管狭窄症は脊柱管が狭くなっている状態をいい、病態からつけた診断名が脊柱管狭窄症となります。
どうでしょうか?混乱しておられる方はお分かりいただけたでしょうか?
コメントは受け付けていません。