7月 29 2012
脊柱管狭窄症について
みなさんは腰痛と聞いてどんな病名を思い浮かべますか?おそらくは椎間板ヘルニアを上げる方が多いことでしょう。この椎間板ヘルニアは主に若い方にとっての腰痛です。
そこで中高年以降の方には脊柱管狭窄症という病名を知っていただきたいと思います。
今日は脊柱管狭窄症のお話です。
〇加齢が原因で起こってくる
この脊柱管狭窄症は何が原因なのでしょうか?
それは加齢です。要は勤続疲労的なことが要因となって、起こってきます。
また、もともと脊柱管が細い方が見えます。このような方は30~40代で発症することが多く、重症化するケースがみられます。
〇脊柱管とは・・・?脊柱管狭窄症とは・・・?
では、そもそも脊柱管とはどんな管なのでしょうか?
脊柱管とは脊髄が通っている管(トンネル)のことです。このトンネルは普通のトンネルと違って色々なものでトンネル内部の壁が構成されています。骨(脊椎)であったり、靭帯(黄色靭帯)であったり椎間板だったりです。
これらが変形すると、トンネルが細くなったり曲がってしまったりしますよね。つまり脊柱管が細く(狭窄)なってしまうわけです。
するとどうでしょう?中を走っている脊髄は圧迫されないでしょうか?それこそが脊柱管狭窄症です。
〇そんな症状がありますか?
症状は下肢に表れやすいです。下肢の痛みが主症状です。
腰に原因があるので腰痛が起こりやすいと思われがちですが、むしろ下肢に多く表れます。
〇間欠性跛行とは・・・?
もうひとつ脊柱管狭窄症には間欠性跛行という症状があります。
これは歩き続けたり立ちっぱなしの状態にあると、足腰の痛みがだんだんひどくなってきて、歩くことやたっていることができなくなります。
しかし、しばらくしゃがんでいたり前かがみにしていると、痛みやしびれが治まってきて再び歩いたり立っていたりすることができます。
この症状こそが、間欠性跛行です。
きょうは脊柱管狭窄症の原因や症状を中心にお話をしてきました。
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